グリーンボンド市場が再び勢い付いている。今月は複数の国・地域が初めて起債する予定で、発行規模は記録を更新する見通しだ。
スペインとコロンビア、英国が今月、初めてグリーンボンドを起債する予定。中でも英国の発行規模は世界で「間違いなく最大」になるとスナク財務相は述べた。常連国であるドイツも今週、入札を通じて10年物を発行する。
欧州連合(EU)もグリーンボンド市場に参入する準備を進めている。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)からの経済復興支援で調達する約8000億ユーロ(約104兆円)の3割がグリーンプロジェクト向けに予定される。EUは8日、計画の詳細を巡り投資家と電話会議を行う。
EU、初の「復興債」需要調査を開始-5年で8000億ユーロ計画
ドイツ銀行のESG組成助言担当責任者、トリシャ・タネジャ氏は「起債パイプラインの状況を考えれば、記録的な発行月になるかもしれない」とし、6日の「米レーバーデーの祝日直後は通常、多くの発行体が市場に出たいタイミングだ」と述べた。
ナットウエスト・マーケッツの金利ストラテジスト、イモジェン・バクラ氏によると、9月のソブリン発行体によるグリーンボンド起債は合わせて少なくとも200億ユーロに達する可能性がある。これまでの最高はイタリアが記録的規模で初めて起債しフランスが追加発行した3月に記録された。
More to Come
Green bond issuance could hit the trillion-dollar mark in 2023
Source: Climate Bonds Initiative
ソブリン発行体としては、2016年にポーランドが初めてグリーンボンドを起債。それ以降、発行体が増えている。ブルームバーグ・インテリジェンスがまとめたデータによると、世界各国・地域の政府によるグリーンボンド起債は今年これまでに391億ドル(約4兆2900億円)相当と、2020年全体の375億ドルを既に上回っている。
原題:
Green Bond Sales Head for Record as More Nations Set for Debuts(抜粋)
グリーンボンド、9月発行は記録更新へ-英、スペインなど初起債予定 - ブルームバーグ
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