[アテネ 29日 ロイター] - ギリシャ政府は、2022年に短・長期国債の新規発行を通じ、100億─120億ユーロの借り入れを計画している。同国初の環境債(グリーンボンド)も発行する方針だ。政府筋2人が29日、ロイターに語った。
ギリシャは今年、償還期間が5年、10年、30年の国債を発行し、合計で約140億ユーロを調達した。欧州中央銀行(ECB)の資産購入策を受けた超低金利環境の恩恵を受けている。
米格付け大手S&Pグローバル・レーティングが「BB」格付けとしているギリシャは、10年にわたる債務危機で締め出された国際債券市場に2017年に復帰した。
ある政府筋は「新発10年債と、他の年限の国債を販売する」と説明。同国初の環境債発行は恐らく22年10─12月期になるとの見通しを示した。
ギリシャは欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)による支援から18年に脱却して以来、資本調達を市場でのみ行っている。
ギリシャ、来年に国債発行100億-120億ユーロ計画 初の環境債も - ロイター
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