一部で性加害疑惑が報道された映画監督の園子温氏(60)が19日、自身の制作プロダクション「シオンプロダクション」の公式サイトを更新。報じられた記事に「真実と異なる点がある」として、『週刊女性』発行元の「主婦と生活社」を相手に損害賠償や謝罪広告などを求めて提訴したと伝えた。
サイトには園氏の直筆サイン入りの文書が掲載され、「この度は、一連の報道につきまして、ご迷惑とお騒がせをしておりますことを心からお詫び申し上げます」とした上で、「お伝えしておりました通り、2022年4月5日発売号の週刊女性の記事の内容は事実と異なる点が多々ございます。また、翌週の4月12日発売号の記事の内容も同様です」と説明。
続けて「そのため、代理人と相談の上、昨日、週刊女性の発行元である主婦と生活社を被告として、損害の賠償と謝罪広告、インターネット上の記事の削除を求める訴訟を提起いたしました」と報告した。
また「今後、この裁判の中で、記事の内容が事実でないことを明らかにして参りたいと考えております」と伝え、あらためて「この度は多大なるご心配とご迷惑をおかけしてしまい、大変申し訳ございません」とつづった。
園氏をめぐっては、自身が監督する作品への出演を条件に女性俳優らに性的関係を迫ったなどと報じられた。4月には「映画監督としての自覚のなさ、周りの方々への配慮のなさを自覚し、今後のあり方を見直したいと思っております」なとどコメントを発表した上で、「今回の週刊誌報道の記事については事実と異なる点が多く、自分自身以外の関係者にも多くのご迷惑がかかっていることを考慮し、代理人を通じて、しかるべき措置をとって参る所存です」としていた。
性加害報道の園子温氏、週刊誌発行元を提訴したと報告「事実と異なる点が多々ございます」|秋田魁新報電子版 - 秋田魁新報電子版
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