[東京 6日 ロイター] - 自民党の麻生太郎副総裁は6日、角川ドワンゴが運営する通信制高校で講演し、やみくもな国債発行を行なえば「あの国は危ないと思われ、通貨価値が下がり金利が上昇する」と指摘し、「節度が必要」と述べた。
日本国債は全て自国通貨建てで売買されており、債務残高増大によって「急に大騒ぎになることはない」とも述べた。
足元の円安の主な理由は「米国の金利上昇」と指摘し、2国間の金利差が3%以上拡大すれば通貨は下落すると説明。「日本の財政政策がおかしいからではない」との見方を示した。
少子化・人手不足の対応手段としては「外国人労働者(の採用を)もう少し前向きに検討してもおかしくない」と述べた。また、同一労働においては外国人も日本人の待遇と同一であるべきとの見解を示した。
麻生副総裁は、優秀な学生が省庁への就職を敬遠し起業を選択していると指摘し、「その中から、これからの日本を背負って立つ企業が現れてほしい」と述べた。
(竹本能文)
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国債発行には節度が必要、あの国危ないと思われれば金利上昇=麻生自民副総裁 - ロイター (Reuters Japan)
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