近くにコンビニエンスストアのない根室市の郵便局に、マイナンバーカードを使って住民票の写しなどを受け取れる端末が設置されました。郵便局にこの端末が導入されるのは道内で初めてです。
根室市の落石郵便局では今月１日から専用の端末が設置され、住民票の写しや印鑑証明などの証明書を受け取れるようになりました。
マイナンバーカードを端末にかざし、手順に従って操作すると受付票が発行され、これを窓口の郵便局員に渡せば事務室の中で証明書が印刷されます。
日本郵便によりますと、こうしたサービスの導入は、宮崎県都城市の郵便局に次いで全国で２例目で、道内では初めてだということです。
また、音更町の駒場郵便局でも今月１日からこのサービスが導入されていて、日本郵便は今後も自治体から要望があれば道内のほかの郵便局でも導入を検討したいとしています。
落石郵便局の納雄一局長は「証明書が近くで取れるので便利になるという声を聞いている。地域の人にぜひ利用してほしい」と話していました。
【行政サービスの地域差を縮小】
根室市ではことし４月からコンビニでマイナンバーカードを使って証明書を取得できるようになりました。
しかし、落石郵便局がある地区はコンビニがなく、証明書を受け取るためには車で２０分ほどかけて最寄りのコンビニまで行く必要がありました。
こうしたことから、市は住民の利便性の向上を図るため、郵便局でのサービスの導入を要望したということです。
くまなくネットワークを持つ郵便局は、身近な存在として地域にとってますます重要なものになってきています。
根室市の郵便局に公的書類発行用のマイナ端末 道内初｜NHK 北海道 ... - nhk.or.jp
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