【東京】沖縄の5スーパーが全面協力して、沖縄の文化や食生活を知ることができる「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」(論創社)がこのほど発売された。編著者のストライク・ゾーン代表で、ジャーナリストの室井昌也さんは「観光客は沖縄のスーパーに行くことで沖縄の行事や文化を楽しく学べる。地元の人には新しい発見もあるはずだ」とアピールする。
「第9回沖縄書店大賞 沖縄部門大賞」を受賞した「沖縄の路線バス おでかけガイドブック」も手掛けた室井さん。FMコザのラジオ番組を担当し、東京と沖縄を行き来する。沖縄のスーパーの面白さを番組で伝え、リスナーとのやりとりをきっかけに企画が始動。趣旨に賛同した「サンエー」「タウンプラザかねひで」「ユニオン」「リウボウストア」「丸大」の5社が取材に協力した。観光客向けにはおみやげ探しにも活用できる「愛されフード」127点や、スーパー5社の全168店舗を写真付きで紹介し、各スーパーのチラシ情報も網羅した。14の「道の駅」や共同売店コラムなどの情報も掲載。路線バスやゆいレールでのアクセス情報も盛り込んだ。
室井さんは「豆腐が熱々だったり、マグロがお買い得だったり、意外に和菓子が充実していたりするなど、県外の人にとって沖縄のスーパーは新鮮。県民にとっても日々の暮らしが楽しくなる1冊になれば」と話す。
A5サイズ、168ページ、1980円(税込み)。電子書籍化も予定。問い合わせは論創社、電話03(3264)5254。
(石川理香)
県外の人にとって「沖縄のスーパーは新鮮」ガイド本発行 サンエーなど5社が協力 - 琉球新報デジタル
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