日本郵便は3月29日、暑中見舞い用のくじ付きはがき「かもめーる」を廃止すると発表した。毎年6月から8月にかけて販売していたが、近年はスマートフォンなどの電子メールが普及し、発行枚数は低迷していた。
かもめーるに代わり、21年度は「絵入りはがき」を6月に発行する。暑中見舞いや残暑見舞いに使いやすい「ひまわり」と「ジンベエザメ」の絵柄を入れたはがきで、くじはなく、発行初日の押印サービスも実施しない。
宛名面には二次元コードを印刷し、受け取った人がスマートフォンで読み取ると専用コンテンツが再生される仕組み。1枚63円。
かもめーるは1950年に発行した「暑中見舞い用郵便はがき」が始まり。86年に年賀はがきと同様の“くじ”が付き、「かもめーる」の愛称で売り出した。
1999年には当時一般家庭にも普及し始めていたインクジェットプリンターに合わせた紙質のかもめーるも登場。2011年には3月の東日本大震災を受け、寄付金付きのかもめーるを発行した。
関連記事
関連リンク
「かもめーる」終了 21年度から発行せず 日本郵便が発表 - ITmedia
Read More
No comments:
Post a Comment