榊原謙
財務省は27日、新しい500円硬貨を今年11月に発行すると発表した。今年度中に2億枚の発行を見込む。1982年に初めて登場した500円硬貨のデザインの変更は2000年以来2度目で、新硬貨は3代目となる。
新硬貨は造幣局で製造され、日本銀行に引き渡された後、日銀から民間金融機関を通じて11月中に市中に出て行く。現在、市中には約50億枚の500円硬貨が流通しているといい、大半が新硬貨に置き換わるには相応の期間がかかるという。新たな硬貨は、これまで使われていたニッケル黄銅に加え、新たに白銅と銅も使って2色3層構造にし、縁のギザギザの一部を異なる形状にするなどの新たな偽造防止技術を用いる。
財務省はもともと、今年度上半期(4~9月)の発行を予定していた。だが、新型コロナウイルスの感染拡大で、新硬貨を扱う金融機関のATM(現金自動出入機)や駅の券売機などの改修が遅れた。こうした状況をうけ、同省は今年1月、発行をいったん延期すると発表。その後、改修が相当程度進んだことから、11月の発行を決めたという。(榊原謙)
3代目500円硬貨、11月に発行 表面が2色に - 朝日新聞デジタル
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