ニュージーランドのスカイシティ・エンターテイメント・グループは、新型コロナウイルス感染拡大による経済的影響を受け、流動性を高めるために、9,000万米ドル(約98億円)の個人投資家向け債権の発行に加え、さらに3,600万米ドル(約39億円)の応募超過のオプションも発表した。
金曜日朝に発表されたこの債券発行は、2027年5月21日に償還期限を迎える6年満期無担保の非劣後固定金利債で、同国の機関投資家および個人投資家が対象。同社は、同債券がS&Pグローバル・レーティングから「BBB-」の格付け付与を期待している。
同債券の発表と同時に市場の最新情報が発表され、同社は旗艦施設であるスカイシティ・オークランドの開業時には、主に電子ゲーミングマシン部門で「堅調な業績」が期待できるとしている。
また、スカイシティ・アデレードの業績が、昨年末に3億3,000万豪ドル(約279億円)を投じた改修後の12月と2月の業績と同様に、3月と4月も一貫して堅調に推移していると述べた。
同社は各施設の業績に関する数字を発表していないものの、オンラインゲーミング事業であるスカイシティ・オンライン・カジノが引き続き成長しており、アクティブな顧客数は2月中旬の24,400人から2021年4月30日時点で38,000人に増加している。
「現在の取引が好調であるにもかかわらず、グループの平準化EBITDAは会計年度20年を上回るが、新型コロナウイルス前および会計年度19年を大幅に下回ると予想しており、当社の会計年度21年のガイダンスに変更はない」と同社はコメント。
「新型コロナウイルスの影響で事業環境は依然として予測できず、現時点では正式な収益ガイダンスを提供できない」。
同社は以前、2020年12月31日までの6ヶ月間の純利益が前年同期比76.1%減の5640万米ドル(約47億8,000万円)、グループ全体の収益が37.7%減の3億2380万米ドル(約380億円)と報告している。
スカイシティ 新たに98億円の債権を発行 カジノ事業は安定 - IAG Japan
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