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欧州中央銀行(ECB)の政策委員会メンバー、イタリア銀行(中央銀行)のビスコ総裁は、欧州連合(EU)が非対称的な衝撃からの防御と金融政策の補完のために、共通債を発行すれば恩恵を受けると述べた。
ビスコ総裁はローマで行った年次スピーチで、「国家財政規則の修正を伴う共通予算は、共通債を発行する可能性に基づいて創設され、自律的な流入によって保証されるべきだ」と発言。これが資本市場同盟に貢献し、金融政策の効率を高め、ユーロが真の国際通貨になることを可能にするだろうと付け加えた。
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を受け、ECBは前例のない緊急債券購入プログラムを発表し、借り入れコストを低く抑え、加盟国間の過度の格差の回避を図っている。EUはまた、危機からの回復を支えるため8000億ユーロ(約107兆円)余り規模の復興基金を設立している。
原題:
ECB’s Visco Says EU Needs Common Debt as Shock Absorber (1)(抜粋)
EUは衝撃吸収で共通債の発行必要-ビスコ伊中銀総裁 - ブルームバーグ
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