[オタワ 26日 ロイター] - カナダ銀行(中央銀行)のレーン副総裁は26日、同中銀がデジタル通貨の機能など具体的な条件の検討に差し掛かっているとしつつも、現時点で「発行を正当化する確固たる根拠はない」との認識を示した。
カナダ中銀は現金に近い中銀デジタル通貨の開発を進めており、必要が生じれば、発行も可能な状況にある。
レーン副総裁は、カナダでの現金利用量の急減や、ハイテク大手が暗号資産を発行し急速に普及させる可能性など、カナダ中銀によるデジタル通貨発行を後押しし得る要因を注視しているとした。
また、仮想通貨ビットコインは現時点で「主に投機的な資産」として利用されているとの見方を示した。
カナダ銀行(中央銀行)は20日公表した金融システム年次点検報告で、暗号資産の価格変動の大きさが決済手段としての幅広い利用を阻んでいるとの見解を示した。ただ、暗号資産市場の急速な発達はカナダの金融システムに脆弱性をもたらしつつあるとした。
カナダ中銀、現時点でデジタル通貨発行の「確固たる根拠なし」 - ロイター (Reuters Japan)
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