中国は住宅ローン担保証券(RMBS)の発行抑制に乗り出し、不動産価格高騰と家計債務増大に歯止めをかける取り組みを強化している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
中国人民銀行(中央銀行)は4月以降、金融機関によるRMBS発行の規模とペースを抑えている。非公開情報だとして関係者が匿名を条件に語った。
国内住宅価格の 急上昇が続く中で、中国当局はさまざまな対策を講じている。値上がり期待を抑え込むため相次いで声明を出しているが、インフレ対策として不動産を購入する買い手の意欲を弱めるには至っていない。
関係者の1人によると、不動産セクターへの投融資が過度と見なされている商業銀行は、RMBS投資を不動産エクスポージャー全体の評価に組み入れるべきだとの暫定的な指導を監督当局から受けているという。
人民銀にファクスでコメントを求めたが、返答はなかった。
中国RMBS市場は昨年、21% 縮小し4070億元(約7兆円)規模となった。それでも中国の資産担保証券(ABS)で最大の割合を占めている。
原題: China Limits Issuance in $63 Billion Mortgage-Backed Debt Market(抜粋)
中国がRMBS発行抑制、不動産価格高騰の歯止め狙う-関係者 - ブルームバーグ
Read More
No comments:
Post a Comment