メルカリ、CB発行で500億円調達 人材採用や広告費に充当 - 日本経済新聞

メルカリは28日、ユーロ円建て新株予約権付社債（転換社債=CB）の発行で500億円を調達すると発表した。調達資金は借入金の返済に充てるほか、米国事業の人材採用やマーケティング費用、スマホ決済サービス「メルペイ」の運転資金などに充てる。メルカリのCB発行は上場以来初めて。

償還期限が2026年と28年のCBをそれぞれ250億円発行する。金利負担のないゼロクーポン債で、ロンドン時間の7月14日に発行する。

調達した資金のうち、半額の約250億円は22年6月までに返済期限の来る借入金の返済に充てる。また、約100億円をフリマアプリ「メルカリ」の米国事業におけるプロダクト開発人員の採用費や、広告宣伝費などに投資する。競合が多い米国事業では日本国内向けと異なるサービスを一部展開しており、アプリの機能改善にエンジニア人材の確保を急ぐ。

「メルペイ」では月々の支払い上限をあらかじめ設定する「定額払い」など与信サービスの運転資金に約100億円を投資する。新規事業創出にも約50億円を投資する。

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