山本知弘
マイナンバーカードを持つ人に最大5千円分のポイントを与える政府の事業について、総務省はポイント登録の期限を9月末から年末まで延長する方向で検討する。コロナ禍のなか、カードの発行が遅れ、手続きが間に合わない人が出る可能性があるためだ。延長にあわせてポイントの利用を促す。
マイナポイント事業は、電子マネーで9月末までにチャージすることなどで最大5千円分のポイントがもらえる。カードの普及や消費喚起をねらいに昨年9月に始まった。
利用できるのは今年4月末までにカードを申請した人だ。締め切りが近づくにつれて申請が増え、発行が遅れている。25日時点で5064万枚の申請に対して、交付済みは4507万枚にとどまる。感染が再拡大するなか、窓口の混雑を避けるためにも延長を求める声があった。
カードを受け取っても、ポイント事業を利用していない人もめだつ。4月末までのカード申請4931万枚に対し、7月25日時点でのポイント登録の申し込み件数は2121万枚だった。予算は最大5千万人の利用を想定して2500億円が用意されている。総務省はキャンペーンを強化するなどして、利用を呼びかけていく方針だ。(山本知弘)
マイナポイント登録期限、年末まで延長へ 発行遅れで - 朝日新聞デジタル
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