宮城県気仙沼市移住・定住支援センター「MINATO」は、東京で働く20代女性が気仙沼に移り住むまでを描いた小説「今日、あの海辺の街に出会う」を軸にした移住ガイドブックを作製した。
貿易会社での仕事に物足りなさを感じる26歳の主人公・あずさが、気仙沼にUターンした友人の誘いで現地を訪れ心引かれていく物語。イベントの手伝いや人との交流を通じ、気仙沼での生活に自分の居場所や存在意義を見いだす。
ガイドブックは20、30代女性が主なターゲット。小説は県内の女性ライターが執筆した。全国の市町村が移住者を呼び込もうとガイドブックを発行する中、移住の魅力を物語形式で描くことで差別化を図った。
気仙沼では東日本大震災後、他地域から移り起業するなど、女性移住者の活躍が目立つ。MINATOの加藤航也センター長(31)は「小説のように、人とのつながりから気仙沼に移住を決めるケースは多い。物語を読んでイメージをつかんでもらえたら」と話す。
実際にいる移住者紹介や生活マップ、1カ月の暮らしの収支の例なども盛り込んだ。A5判・64ページで3000部作製。市内観光施設やJR駅、東京・有楽町の交通会館にある「気仙沼、久慈、福島情報ステーション おかえり館」などで無料で入手できる。個人の希望者には無料で送付する。
連絡先は0226(25)9119。
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移住の魅力、小説で伝える 気仙沼市がガイドブック発行 - 河北新報オンライン
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