記念貨幣の販売価格も“値上がり”
これまでに発行された記念貨幣は財務省のサイト(※1)などで確認ができ、近時はかなり多いことが実感されます。 今年は、「郵便制度150周年」と「近代通貨制度150周年」の2つの節目を記念して、それぞれで1万円金貨(以下、両方を「150周年金貨」と略称)が発行されます。いずれも販売価格は、特製ケース入り、消費税・送料込みで14万5000 円と高額です。 東京2020オリンピック記念(第一次)として2018年に発行された1万円金貨(以下、「オリンピック一次金貨」と略称)の販売価格は、同条件で12万円でした。 どちらも純金製で重量も同じ15.6グラムなのに、3年間で2割以上の値上がりです。その違いは、(1)原材料の金の値上がり、 (2)その他製造コストの値上がり、 (3)希少性(発行枚数)の差、 などが原因だと推定されますが、どうなのでしょうか。 まずは金の相場ですが、三菱マテリアルのデータ(※2)によれば、次のように変動しています。 ◇オリンピック一次金貨 <2018年7月販売開始> ⇒ 同年同月の金の平均小売価格(税込み) 4850円 ◇150周年金貨 <2021年4月「郵便制度」、6月「近代通貨制度」各販売開始> ⇒ 同年4・5・6月の金の小売価格(税込み)単純平均 約7080円 上記の各数値が直接の原材料コストそのものではないでしょうが、相場が5割近く値上がりとは驚きです。 製造コストは公表されていませんが、原材料以外ここ3年で大きな変動はなかったように推測されます。 最後に発行枚数は、海外販売用等として10%を限度に控除される分を含めて、オリンピック一次金貨4万枚、150周年金貨はそれぞれ2万枚。150周年金貨2種類をひとくくりで考えれば、オリンピック一次金貨と同数ともいえます。(150周年金貨「近代通貨制度」では、別に5000 円金貨も2万枚発行されますが)
ここのところ発行が増えている記念貨幣。もしも金貨が抽選で当選したら、もうかる?(ファイナンシャルフィールド) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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