アメリカ国務省は27日、LGBTなど性的マイノリティーの人たちのために男性と女性以外の選択肢として「X」と記載されたパスポートを、初めて発行したと発表しました。
アメリカ国務省の報道官は27日、LGBTなど性的マイノリティーの人たちに対応するパスポートを初めて発行したと発表しました。
それによりますと、これまでパスポートの性別欄では、男性と女性しか選ぶことができませんでしたが、自分の性をどちらにも位置づけない人たちなどに対応できるよう、新たに「X」という選択肢を設けたということです。
国務省は来年初めまでに必要なシステムの更新などを済ませ、希望する人はすべて自由に選択できるようにするということです。
ロイター通信などは、このパスポートを初めて交付された人として西部コロラド州に住むダナ・ジムさん(63)を紹介しています。
ジムさんは生まれつき男性と女性の体の特徴を合わせ持つ「インターセックス」だということですが、男性として育てられました。
ジムさんは性別欄に「X」と記載されたパスポートを手にしながら「これまでは人間としての立場を否定され、まるで刑務所にいるようだった。法的に認められたことであらゆる意味で私が私でいられる。とても興奮している」と話していました。
米 性別「X」のパスポート発行 性的マイノリティーの人に対応 - NHK NEWS WEB
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