愛知県は13日、初めてとなるグリーンボンド(環境債)を10~12月に発行すると発表した。機関投資家向けに5年債で100億円程度を発行する。林道や公園緑地整備、環境対応の公用車導入、信号機のLED(発光ダイオード)化などに充てる。安定的な資金調達やESG(環境・社会・企業統治)投資の活性化を図る。
愛知県内の自治体としても環境債を発行するのは初めて。愛知県の大村秀章知事は13日の記者会見で「国内の自治体が発行するグリーンボンドには旺盛な需要が寄せられている」と述べた。2021~22年に発行した他の自治体では応募倍率が10倍を超えているところもあるという。主幹事はみずほ証券、野村証券、東海東京証券。
環境債は全国の自治体で発行が相次いでいる。17年に東京都が自治体として初めて環境債を発行し、20年には神奈川県などが続いた。三重県も3月に環境債「みえグリーンボンド」を10年債で総額50億円分発行した。調達した資金は地球温暖化に対応した農水産物の研究開発などに充てる。安定的に資金を調達したい自治体にとって、新しい財源確保の手段となりそうだ。
愛知県、初のグリーンボンド発行へ 10~12月に100億円 - 日本経済新聞
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