福岡市の「ネクスペイ」がCordaで発行
福岡県福岡市のプレミアム付電子商品券「FUKUOKA NEXT Pay(ネクスペイ)」が、まちのわ社が提供するブロックチェーン活用の情報プラットフォームで発行されることが分かった。SBIホールディングスが8月10日発表した。
まちのわ社はSBIホールディングス、九州電力及び筑邦銀行の3社による合弁会社。まちのわ社が提供する情報プラットフォームの基盤には、米R3社開発のエンタープライズ向けブロックチェーン「Corda(コルダ)」が採用されている。「Corda」は、SBIの子会社SBI R3 Japanが国内の販売およびサポートを行っているブロックチェーンだ。
まちのわ社は、プレミアム付電子商品券をブロックチェーンを活用して電子的に発行することで利用者が申込から購入、決済までの一連の手続きなどをスマートフォンのアプリ上で行うことが可能になると説明している。また精算に必要な手続きの効率化やポストコロナ社会に適応した形で地域経済の活性化および利用者の利便性向上を実現できるとしている。
「ネクスペイ」は福岡商工会議所、早良商工会及び志賀商工会が共同で発行する。まちのわ社と日本旅行が共同で福岡市プレミアム付電子商品券事業の受託により実現した。
発表によると「ネクスペイ」は5,000円単位で25,000円まで購入でき、購入金額に20%のプレミアムが上乗せされるという。発行総額はプレミアム含め30億円となっている。
10月3日から開始する抽選への申し込みのうえ「ネクスペイ」の購入が可能となっており、利用については福岡市内の登録店舗が対象で、11月1日〜2023年2月15の期間利用できるとのこと。
なお、まちのわ社提供の情報プラットフォームは、九州地区や島根県、山形県などの自治会で導入されており、今回の導入で31地域目になるとのことだ。
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参考:SBI・ネクスペイ
デザイン:一本寿和
images:iStocks/yugoro
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