今月初めの記録的な大雨で、多くの住宅が浸水した青森県鰺ヶ沢町で、公的な支援などを得るために必要な「り災証明書」の発行に向けて、住宅などの被害の調査が進められています。
青森県によりますと、今月９日からの記録的な大雨で、鰺ヶ沢町では、住宅や店舗など少なくとも４４５棟の建物が浸水するなどの被害が出ています。
町は、住民が公的な支援などを受けるために必要な「り災証明書」の発行に向けて、住宅などの被害を１９日から調査していて、２１日も、朝から町の職員たちが浸水した地区を回り、住民から話を聞いたり、浸水した高さを計測したりして被害状況を確認していました。
自宅が床上３０センチほど浸水したという６０代の男性は「まだ、先のことは全然見えない状況です。り災証明書を役場に取りに行くにも車が必要だが、その車も浸水して使えないのがいちばん困っています」と話していました。
鰺ヶ沢町総合窓口課の飛嶋明主事は「浸水が１メートルを超えているところもあり、かなりひどい状況だ。り災証明書をなるべく早く町民に届けられるようにしていきたい」と話していました。
町は、調査を終えたあと、「り災証明書」を町役場で今月２９日から発行する予定です。
浸水被害の鰺ヶ沢町「り災証明書」発行に向け 被害調査進む｜NHK 青森県のニュース - nhk.or.jp
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