諏訪市は4日から、マイナンバーカードを使ってコンビニエンスストアで住民票の写しや印鑑登録証明書などを受け取る際の発行手数料を、1件10円にするサービスを始める。県内初の試みで、マイナンバーカードの普及促進が目的。8月31日までの期間限定で実施する。市市民課は「マイナンバーカードの利便性を感じてもらえたら」と話している。
利用可能な店舗は、店内にマルチコピー機を設置しているセブン―イレブン、ローソン、ファミリーマート、イオンなど。対象となる証明書は、住民票の写し、住民票記載事項証明書(マイナンバー記載可能)、印鑑登録証明書、所得課税扶養証明書(最新年度のみ)、戸籍の付票の写し、戸籍謄本、戸籍抄本の7種類となる。
コンビニ発行手数料は通常、窓口より100円安い200円か350円に設定されているが、市はマイナンバーカードの普及で市民の利便性向上や窓口の混雑緩和につなげようと、思い切ってマルチコピー機が利用できる最低額の「10円」に設定した。
システム稼働時間は午前6時30分~午後11時。発行には、マイナンバーカード交付時に設定した4桁の暗証番号が必要になるため、確認を呼び掛けている。大舘弘子市民課長は「マイナンバーカードがあれば待ち時間なしで証明書がお近くのコンビニで受け取れます。この機会にマイナンバーカードの利便性を実感していただけたら」と話している。
市によると、昨年11月末現在の交付率は51・7%、申請率は60%を上回っている。同月にコンビニで発行された証明書は約750件で、窓口を含む全体の15%を占める。マイナンバーカードの普及もあって「(コンビニ発行は)年々増えている」(市民課)という。
マイナカードで証明書 10円で発行 諏訪市 – Nagano Nippo Web - 長野日報
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