日本銀行は14日、令和6年度上期中をめどに発行する新しい紙幣(日本銀行券)の見本券を報道陣に公開した。5年度中には計30億3千万枚を製造する予定で、流通へ向けた準備が順調に進んでいる。
紙幣の刷新は平成16年以来、20年ぶり。肖像画には、1万円札が「資本主義の父」と呼ばれた実業家の渋沢栄一、5千円札が女性教育の先駆けとなった津田塾大創始者の津田梅子、千円札が「近代日本医学の父」といわれる医学博士の北里柴三郎を用いる。
新紙幣には、紙幣に搭載するのは世界初となる高精細のすき入れ(すかし)や、見る角度によって図柄が変化する3Dホログラムなどの高度な偽造防止技術が使われている。日銀発券局は「どなたにも分かりやすく、安心してお使いいただける自信作だ」としている。
見本券は今後、貨幣博物館(東京都中央区)、金融資料館(北海道小樽市)で展示されるほか、全国の日銀支店で供覧できる機会が設けられる予定となっている。
新紙幣の発行準備進む 日銀が見本券を報道陣に公開 - 産経ニュース
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