アマゾンジャパン合同会社は、法人向けのEコマース事業「Amazonビジネス」において8月4日より、「適格請求書等保存方式（インボイス制度）」に対応する新機能を提供する。
Amazonビジネスでは、商品が購入できる「購買担当者」と、購買を管理できる「購買管理者」のアカウントが設定できるのが特徴だ。新たに提供される機能により、購買担当者は、Amazonビジネス内の検索結果で適格請求書（インボイス）発行対象商品の絞り込みが可能になるほか、商品詳細ページでも発行対象商品をバッジ表示により確認できるようになる。一方、購買管理者は、インボイス発行の有無に基づいた購買ルールを設定できるようになる。
商品検索結果での「適格請求書」絞り込み条件の追加（購買担当者向け）
商品検索結果ページの画面左側にある絞り込み条件欄で、「適格請求書」の項目から「発行対象が含まれる商品」を指定することで、インボイスを発行する販売事業者からの出品を含む商品に絞り込むことができる。
商品詳細ページでの「適格請求書の発行対象」バッジ表示（購買担当者向け）
各商品の詳細ページにおいて、インボイス発行対象商品の場合に「適格請求書の発行対象です」と表示される。これにより、インボイスを発行する販売事業者から出品されている商品かどうかを把握できる。
「購買ルール」の追加（購買管理者向け）
Amazonビジネスの購買ルールでは、企業・組織の方針に沿って購買を行うために、管理者があらかじめルールを設定できる。今回、インボイス制度対応の機能として、新たに2つのルールが追加された。
1）制限ルール：適格請求書発行対象外の出品
インボイスを発行しない販売事業者が出品している商品の購入を制限するルール。インボイス発行対象外の出品に対して管理者メッセージの表示や承認ワークフローを設定できる。
2）絞り込みルール：適格請求書発行対象の出品
インボイスを発行する販売事業者から出品されている商品のみを購入できるよう絞り込み設定ができるルール。
Amazonビジネス、インボイス制度に対応する新機能を提供。「適格請求書」発行対象商品の絞り込みなど - INTERNET Watch
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