海外旅行などの準備を進める人が増えたために生じたパスポートセンターの混雑を解消しようと、東京都は整理券を発行して受け付け時間を知らせる取り組みを始めました。
都によりますと、コロナ禍からの正常化が進み、海外旅行などの準備を進める人が増えたため、新宿のパスポートセンターでは多いときで３００人ほどの列ができ、申請までに３時間かかったケースもあったということです。
この混雑を解消しようと都は７日から、都内４つのパスポートセンターのうち、新宿と有楽町の２か所で、整理券を発行して、手続きの受け付け時間を知らせる取り組みを始めました。
受け付け時間の目安が、センターで発券された整理券に掲載されているＱＲコードや、センターからのメールで確認できて、現場で待機する必要はなくなりました。
これまで長い列が見られた新宿では７日午後、混雑が解消していました。
高校生の娘の、シンガポールへの修学旅行のために訪れた母親は「行列ができていると聞いていたが、待つことなく手続きができてありがたい」と話していました。
都旅券課の原田一紀課長は「コロナ禍のあと、これほどまで人が増えるとは想像していませんでした。手続きがスムーズになったので海外に行く人が増えたらうれしい」と話していました。
都 パスポートセンターの混雑解消へ 整理券の発行始める｜NHK 首都 ... - nhk.or.jp
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