長野県の一部地域で日刊紙「長野日報」を発行している長野日報社(諏訪市)は21日、身代金を要求するコンピューターウイルス「ランサムウェア」に会社のサーバーが感染し、新聞製作に影響が出ていると明らかにした。通常16ページの朝刊紙面を21日付は8ページに減らして発行。サーバーの復旧まで影響は長期化する可能性があるという。
同社によると、感染が確認されたのは19日深夜。感染経路は不明だが、外国語で期限を区切って金銭を要求しているとみられる画面が表示された。身代金の要求には応じず、県警に被害の相談をしたという。
サーバー内には記事や写真のデータがあるが、個人情報の流出は確認されていないという。同社は諏訪、上伊那地域で「長野日報」を約5万8千部発行している。(清水大輔)
長野日報のサーバー、身代金要求ウイルス感染 朝刊ページ減らし発行:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル
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