＜米国＞ジェットブルー9%安、CB発行による潜在株増加を嫌気 - 日本経済新聞

【NQNﾆｭｰﾖｰｸ=岩本貴子】（ｺｰﾄﾞ@JBLU/U）22日の米株式市場で格安航空会社（LCC）のジェットブルー航空が反落し、前週末比8.6%安の19.20ﾄﾞﾙで通常取引を終えた。22日、有利子負債の返済などに充てるため、新株予約権付社債（転換社債=CB）で6億5000万ﾄﾞﾙを調達すると発表した。潜在株数の増加を嫌気した売りが出た。

CBの償還期限は2026年。新型コロナウイルスのまん延で旅行や出張需要が落ち込み、ジェットブルーの2020年12月期通期の売上高は前の期比64%減少、最終損益は13億ﾄﾞﾙの赤字に転落した。有利子負債が大幅に増え、財務体質が悪化していた。。

新型コロナワクチンの普及で米国では旅行需要が回復するとの見方が広がっている。ただジェットブルーは前週、「予約状況は引き続き不安定だ」と経営の厳しさを指摘していた。

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