日本テレビの小杉善信社長は22日の定例会見で、今月12日に放送された情報番組「スッキリ」でアイヌ民族に対する差別的表現があったとして謝罪した。制作担当者に「放送した言葉が直接的な差別表現であることの認識が欠如していた」と述べ、今後再発防止策をまとめるとしている。
12日の放送の中では、アイヌ民族の女性を取り上げたドキュメンタリー番組を紹介した後、出演者が謎かけを披露。その中にアイヌ民族を差別する言い回しがあった。
該当部分は事前収録のため、制作を担当した日本テレビの社員プロデューサーは考査部門への相談を考えたが、失念してそのまま放送されたという。小杉社長は「『これはまずいぞ』というそのへんのアンテナが極めて鈍感であったというふうに言わざるを得ない」と話し、「恥ずべき制作過程」とした。
また、総務省幹部が放送事業会社「東北新社」などから接待を受けていた問題に関する質問に対しては、小杉社長は「取材、あるいは意見交換という形で総務省に限らず、他の省庁、政党であったり、あらゆる事業者の色々な方とお会いし、さまざまな形で取材、意見交換などをしている」と説明。「個別具体的な話は控える」としたが、「日本テレビの役職員が不適切な活動をしているということは全く承知していないし、そういう事実もない」と語った。
情報番組でアイヌ民族に差別的表現 日テレ社長が謝罪 接待は「不適切活動ない」 - 産経ニュース
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