兵庫県は使いみちを環境問題の対策事業に限った「グリーンボンド」と呼ばれる環境債を来年度から新たに発行する方針を固めました。
「グリーンボンド」は地球温暖化対策など環境分野に限って資金を調達するために自治体や企業が発行する債券で、去年10月にはEU=ヨーロッパ連合が世界で最大規模となる日本円で1兆5700億円を調達したと発表しています。
こうした動きに注目が集まる中、兵庫県は脱炭素化など環境対策の取り組みを強化し、持続可能な社会作りに向けた機運を高めていこうと、来年度から新たに「グリーンボンド」を発行する方針を固めました。
投資家向けに200億円程度を発行する予定で、県は調達した資金を▽森林環境を守るための造林事業や、▽コウノトリが飛来するため池を守るプロジェクトの推進、それに▽姫路港周辺の温室効果ガスの排出をゼロにする「カーボンニュートラル」化の推進事業などに活用したいとしています。
「グリーンボンド」は国内の企業で発行する動きが相次いでいますが、県によりますと都道府県の発行は東京や神奈川などに続いて5番目で、近畿2府4県では初めてだということです。
県の担当者は「グリーンボンドの発行で、環境問題への取り組みをさらに強化していきたい」としています。
兵庫県が「グリーンボンド」発行へ 環境対策の強化に資金調達|NHK 兵庫県のニュース - nhk.or.jp
Read More
No comments:
Post a Comment