岡山市は9日、高齢者と障害者を対象に路線バス・路面電車の運賃を半額に割り引く事業で、専用ICカード「ハレカハーフ」の申請の受け付けを始めてから約5カ月で2万3107枚発行したと明らかにした。そのうち高齢者は2万1233枚で、市内の高齢者人口の約11%に相当。市交通政策課は「新型コロナウイルス禍でどこまで伸びるか心配だったが、お得感を背景に堅調に推移している」としている。
市議会都市・環境委員会で報告した。運賃の半額割引は、交通弱者の利便向上や公共交通利用の促進が狙い。市内の全9事業者が運行する路線バスと路面電車の乗降時に専用カードをかざすなどする。2022年度以降も継続する。
専用カードの発行申請は昨年9月17日から受け付け、半額割引は10月1日にスタート。発行枚数は10月の8651枚がピークで、年明けの1月も千件を超えるなど需要の高さがうかがえる。2月24日時点までを集計した。
一方、障害者の発行枚数は計1874枚。交通事業者による障害者割引がすでにあるため、動きが鈍いとみられる。市は専用カードの利便性などをPRし、発行枚数の増加を図る方針。
市交通政策課は「コロナ禍で苦境に立つ交通事業者を支援するためにも、ハレカハーフのさらなる普及を目指したい」としている。
運賃半額カード2.3万枚発行 岡山市「お得感で堅調に推移」:山陽新聞デジタル|さんデジ - 山陽新聞デジタル
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