ロシアのシルアノフ財務相は、年内の国債発行を停止する方針を明らかにした。「借り入れコストが天文学的になるため、意味がない」と説明した。イズベスチヤ電子版が11日、伝えた。ウクライナ侵攻に絡む欧米などの金融制裁で、ロシアが債券市場から締め出された形だ。
ロシア国債をめぐり、市場では、契約通り利払いなどができず、デフォルト(債務不履行)に陥る懸念が強まっている。シルアノフ氏は「外国の債権者に誠実に対応しようとしているのに、欧米側は人工的にデフォルトにしようとしている」と反発。法的措置も辞さない構えを示した。
シルアノフ氏は石油や天然ガスの輸出などで得たお金を支出や債務返済に充てているとして「今は市場で資金調達する必要はない」とも述べた。シルアノフ氏によると、ロシアの公的債務は約21兆ルーブル(約32兆円)。このうち外国からの借り入れは4兆5千億~4兆7千億ルーブルという。(共同)
露財務相、年内の国債発行「停止」 - 産経ニュース
Read More
No comments:
Post a Comment