陸前高田市は、11年前の東日本大震災からこれまでの復興の歩みを振り返るとともに、復興のその先のまちづくりに向けた市民の活動も紹介した記録誌を発行し、今後、広く発信することにしています。
発行された記録誌は、震災後に4万本のマツが植樹された高田松原の写真を背景に、「“復興”のその先へ」という題がつけられ、A4サイズで32ページあります。
この中では、11年前の震災の発生からこれまでの復興の歩みを、その年ごとの主な出来事とともに振り返っているほか、津波で甚大な被害を受けたことを教訓に、伝承や防災・減災への取り組みを紹介しています。
また、復興のその先を見据えた市民の取り組みについても写真とともに紹介していて、生業の再生に向け、カキやホタテなどで新たな魅力づくりを目指す水産業や観光との連携を目指した農業、かさ上げされた中心市街地の活性化に取り組む商店主、震災後に移住してきた人たちを含む若い世代によるまちづくり活動などを取り上げています。
記録誌は、市内すべての世帯や学校、それに支援を受けた関係先などに配布され、市のホームページからダウンロードすることもできます。
陸前高田市では「市民だけでなく、復興に携わってくれた方々への報告書の意味合いもあり、活動を広く発信したい」としています。
“復興の先へ” 陸前高田市が記録誌発行|NHK 岩手県のニュース - nhk.or.jp
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