新型コロナウイルスに感染した自宅・宿泊療養者の申請に応じて発行される「療養証明書」で、神奈川県による発行が大幅に遅れている。通常なら申請から二週間程度で発行されるが、直近では最長三カ月ほどかかるという。県は、感染拡大により新規感染者をシステムに登録する作業が遅れていることが原因としている。
証明書は、療養終了後に民間の医療保険の受給申請をする際などに必要となることがある。県と保健所を持つ六市がそれぞれ発行し、いずれも電子申請や郵送で発行を申し込む。県などによると、六市は申請から二週間から一カ月程度で発行している。県は、今年初めの第六波から発行に遅れが生じ始めたという。
感染者自身が個人情報を登録する国のシステム「My HER−SYS(マイハーシス)」を使えば、療養証明書は即時に発行できる。しかし、四月に導入されたシステムで、県はまだ対応していない。県の担当者は「八月中にもシステムに対応したい」としている。(志村彰太)
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<新型コロナ>療養証明書の発行が大幅に遅れる 最長で3カ月 - 東京新聞
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