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Tuesday, November 29, 2022

福岡市で被爆者の証言集の発行を記念する会開催|NHK 福岡のニュース - nhk.or.jp

長崎の被爆者で核兵器廃絶を訴え続け、10月、亡くなった漫画家の西山進さんが中心になって創刊した被爆者の証言集の発行を記念する会が28日、福岡市で開かれました。
篠栗町にある「エフコープ生活協同組合」は、県内に住む被爆者の体験談を聞き取った証言集を、ほぼ毎年、発行しています。
平成7年の創刊にあたっては、10月、福岡市内で94歳で亡くなった長崎の被爆者で、漫画家の西山進さんが中心的な役割を果たしました。
新たにことし発行された証言集を記念する会がきのう開かれ、はじめに生協の組合員らが創刊当時の思い出などを語り、核兵器廃絶を訴え続けた西山さんをしのびました。
続いて、ことし初めて証言を寄せた被爆者らが体験談を語りました。
このうち8歳のとき広島で被爆した三京育代さん(85)は、原爆の投下によって一瞬で壊れた家の中で必死に母親を探して泣き叫び、窓ガラスの破片が全身に刺さった母親に連れられ、血まみれの赤ん坊の妹を布団にくるんで逃げたことなどを語りました。
また路上での光景として、大やけどで腕から皮膚をぶら下げて歩いている人たちや、幼い子どもを家に残したまま火の手から逃れ、どうしようもなく走り回る近所の母親の姿など、投下直後の生々しい惨劇を証言しています。
三京さんは「言いたいことを言えずに亡くなった人のためにも、奇跡的に命拾いした身として、生きている限りは伝えていかなければいけない」と話していました。
また伊藤靖夫さん(82)は、4歳の時に広島で被爆し、全身にガラスが突き刺さった自分を抱えて、母親が線路を一晩中、歩き続けて隣の山口県の病院で手当てを受けたということです。
伊藤さんは、「あと20年もすれば被爆者はいなくなる。これからは証言者の話を聞いた人たちが次の世代に伝えていってほしい」と話していました。
この証言集は、県内各地や長崎などの図書館に寄贈されるほか、「エフコープ生活協同組合」のホームページでも読むことができます。

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