米連邦預金保険公社( FDIC)は来週、資産総額1000億ドル(約14兆5700億円)以上の銀行を対象に、万一破綻した場合でも資本損失をカバーするのに十分な長期債発行を義務付けることを 提案する。
29日に発表されるこの計画は、今年に入り相次いだ地銀3行の破綻に対する政府の新たな対応策となる。FDICはまた、こうした規模の銀行に破綻した場合の事業撤退計画を強化させるためのプランも発表するとしている。
3月に破綻したシリコンバレー銀行(SVB)とシグネチャー・バンクの預金を巡るいわゆるシステミックリスクの例外措置として、FDICが保護対象外の部分も含め全額保護する措置を講じたことで、銀行破綻のコストを誰が負担すべきかという問題が争点となった。この措置により、預金保険基金(DIF)は多額の 拠出を強いられた。
FDICのグルーエンバーグ総裁は14日、長期債のバッファーがあれば、システミックリスクの例外措置の発動が必要になる事態が回避され、基金の保護に寄与すると述べていた。
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原題: FDIC to Propose New Regulations for Midsize Lenders Next Week(抜粋)
FDIC、銀行に長期債発行を義務付けへ-万一の経営破綻に備え - ブルームバーグ
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