仏銀 BNPパリバが31日、同社として5年半ぶりにサムライ債を起債した。海外で金利のボラティリティーが高まる中、相対的に金利が低い日本でグローバル企業による資金調達が相次いでおり、2023年はこれで8件目となり過去5年間の最多に並んだ。
BNPパリバはシニア債3本と非上位シニア債1本の計4本の発行条件を決めた。総額は1569億円。同社は円建て債の定例発行体だが最近はユーロ円債として発行しており、サムライ債は18年2月以来となる。当時の発行総額は3本立てで645億円だった。
日本銀行が7月の金融政策決定会合でイールドカーブコントロール(長短金利操作)政策の柔軟化を決めたことで、長期金利の上昇やマイナス金利政策が近く修正されるとの警戒感が強まり、サムライ債の発行体を刺激している。
ブルームバーグのデータによると、23年はこれまで韓国投資証券や仏銀BPCE、 クレディ・アグリコルなどがサムライ債を発行、国を除く発行体数としてはBNPパリバで8件目となり、同期間では19年と同水準。
BNPパリバのサムライ債主幹事はBNPパリバ証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、みずほ証券、SMBC日興証券が務めた。
(第2段落以降に発行条件などについて追記しました)
BNPパリバが5年半ぶりサムライ債発行へ-低金利下で発行相次ぐ - ブルームバーグ
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