財務省は2023年度補正予算で国債を追加発行するにあたり、入札を通じた機関投資家向け市中発行額(カレンダーベース)は当初予算から修正しない方針だ。事情に詳しい複数の政府関係者が明らかにした。
補正予算の規模は一般会計で13.1兆円。うち国債を8兆8750億円を追加発行し財源を確保するが、財投債の減額や前倒し債の取り崩しなどで吸収する。各年限ごとの発行額も変更しない。今年度国債発行計画のカレンダーベース市中発行総額は190.3兆円。
財務省に同計画についてコメントを求めたが、回答は得られていない。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤原和也債券ストラテジストは9日付リポートで、今年度カレンダーベース市中発行額の増額までのバッファーは10兆円台半ば程度とし、増額は回避される公算が大きいのとの見方を示していた。
補正予算の新規国債発行額については、NHKが先んじて報じていた。
23年度のカレンダーベース市中発行額は当初予算から変わらず-関係者 - ブルームバーグ
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