[東京 8日 ロイター] - 鈴木俊一財務相は8日午前の衆議院財務金融委員会で、政府が検討している所得減税などを行えば、行わない場合に比べ国債の発行がその分必要になると語った。
階猛委員(立憲)の質問に答えた。
政府が所得減税などを税収増の還元策としていることに関して鈴木財務相は「過去の税収増は当初予算や補正予算の編成を通じ、政策的経費や国債償還などにすでに充てられている」と指摘。減税した場合は減税しない場合に比べ、国債発行額が増えるとの認識を示した。
税収を還元するという考え方については「還元は財源論ではなく、税金を負担している国民にどのような配慮を行うかという観点で講じるものだ」との考えを示した。そのうえで、「コロナ禍という苦しい期間に税収が増えた分をわかりやすく税という形で直接国民に戻し、国民の負担を緩和したい」と語った。
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所得減税など行えば、国債発行が必要になる=鈴木財務相 - ロイター (Reuters Japan)
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