[ドバイ 8日 ロイター] - サウジアラビアは8日、償還までの期間が3種類の国債を発行した。発行額は120億ドル、入札額は堅調な投資需要により300億ドルに上った。
インターナショナル・ファイナンシング・レビュー(IFR)によると、国債は6年物(32億5000万ドル)と10年物(40億ドル)、30年物(47億5000万ドル)で、調達資金は国内財政の運営に充てられる。
健全な投資需要を背景に、米国債に対するスプレッド(金利上乗せ幅)は最終的に当初のガイダンスから縮小し、サウジはより有利な価格設定をできるようになった。
サウジは先週、財政赤字の穴埋めと今後の国債償還を目的として、2024年に230億ドルを借り入れる計画を承認した。石油依存経済からの脱却を図る構造改革計画「ビジョン2030」に取り組む中、国内の成長を促進し、国内総生産(GDP)を非石油産業で支えるための支出を増やしている。
昨年の国債売却額は160億ドルだった。24年末時点の公的債務は1兆1150億リヤル(約2973億3000万ドル)と、GDP比26%前後に達すると見込まれている。
サウジ、国債120億ドル発行 投資需要は堅調 - ニューズウィーク日本版
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