輪島市は19日、大半が焼失した「輪島朝市」周辺を対象に罹災(りさい)証明書の申請と発行手続きを開始した。同日は罹災証明書を発行するための建物被害認定調査(罹災調査)も河井町で始まった。
罹災証明書は家屋の全半壊といった被害区分を示すもので、朝市周辺は焼失で明らかに「全壊」であるためエリアを確定させて申請の受け付けをスタートした。
漆器製造業の川谷内準之介さん(42)は「朝市周辺を優先してくれたのはよかった。まだ何をしたらいいのか分からないが、まずは仮設住宅に入りたい」と話した。
罹災調査では市職員6人が「下げ振り」と呼ばれる工具で建物の傾き具合などを調べた。2カ月程度かけて市内の住家・非住家約3万棟の被害区分を調査、被害区分が確定した地区から順次、罹災証明書の申請を受け付け、即日発行する。
●穴水24日めどに申請窓口
穴水町は24日をめどに、罹災証明書の申請窓口を町役場に開設する。現在、罹災調査を進めており、発行の準備ができた地区ごとに案内する。
珠洲市と能登町は9日に申請窓口を設けている。
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〈1.1大震災〉朝市の罹災証明発行開始 輪島、建物の被害調査も|社会|石川のニュース|北國新聞 - 北國新聞デジタル
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